このデモを表示するには、 Java Pluginが必要です。

Jakarta ORO のテキスト処理クラスは、このアプレットでデモされるものよりも 幅広い機能を備えています。 ここでは、org.apache.oro.text.regexパッケージ、org.apache.oro.text.awkパッケージ、 rg.apache.oro.textパッケージにより、Perl5、AWK、glob正規表現のテストを可能にしています。 Perl5表現は、ORO 2.0.2バージョン時点から、Perl5.003との互換があります。 Perl5互換では、長さのない前方参照位置指定（先読み言明）や、最短マッチ （訳注：greed controlの事。通常、量指定子*、+、?、{n, m}はgreedyと呼ばれるが、*?を使う事で、予期しないところまでマッチさせないようコントロールする事が出来る）、 後方参照、その他機能がサポートされている事を押さえてください。 このアプレットでは、パッケージの基本的な機能のみのデモを行います。 Utilクラス内の、分割（split）や置換（substitute）メソッドやその他機能のデモはここでは行えません。 Jakarta OROでほかにどのような事が出来るかのアイディアを得るには、APIドキュメントを眺めてください。

正規表現文法を一番上の選択メニューから選んでください。 一番最初のテキストフィールドに正規表現を入れてください。 その次に、Search Inputテキストエリアに検索対象としたいテキストを入れてください。 Searchボタンを押すと、入力したテキストの検索が行われます。 結果は、Search Resultsテキストエリアに表示されます。 Resetボタンを押すと、正規表現・入力テキスト・結果テキストがクリアされます。

正規表現検索に影響する２つの選択メニューがあります。 contains()項目を検索時に選択しておくと、PatternMatcherインターフェースのcontains()メソッドを使う事になります。 この場合、whileループで検索が実行され、入力テキストの中の全てのパターンマッチを探します。 matches()項目を検索時に選択しておくと、PatternMatcherインターフェースのmatches()メソッドを使う事になります。 matches()メソッドは、入力テキストが所与の正規表現に正確に（EXACTLY）マッチしているかどうかのみをテストします。 この場合、入力テキスト内のどこかに(somewhere)マッチしているかどうかはチェックしません。それをやるにはcontains()メソッドを使います。 この事は、しばしば他のパッケージを使った事のあるユーザの混乱の元となっています。 Jakarta OROでは、matches()は入力テキストとの「正確な」マッチを行う為、contains()は 入力テキストとの「一部を含む」マッチを行う為、に使われます。

Case SensitiveとCase Insensitiveの選択項目は、自己説明的な言葉です（注：caseは、大文字小文字の区別に使われる）。 Case Sensitiveでは、正規表現は「大文字小文字の区別あり」であり、Case Insensitiveは「大文字小文字の区別なし」で、大文字小文字を同一視します。

contains()選択項目が選ばれている場合、Search Resultsテキストエリアで、見つかったマッチ全てが表示されます。 括弧で括られた正規表現のサブグループでマッチしたものも表示されます。 matches()選択項目が選ばれている場合、示された正規表現に「正確に」マッチしたかどうかのみを表示します。

正規表現に何も入れなければ、0バイト長の文字列（null string）としてコンパイルされるということを押さえておいて下さい。 0バイト長文字列は、入力テキストの前後全てのキャラクタにマッチします。