Slide では、Slideのグローバルオプションをいくつか定義するため、環境設定用プロパティファイルを使います。
これらのオプションは、Slideコンテンツ管理フレームワークの一般的な動作に影響し、
例えば、完全にセキュリティを無効にする事すら可能なのです。
ですから、slide.properties ファイルのセキュリティ問題は極めて重要であり、
このファイルへのアクセスはサーバーの管理者に限定させるべきなのです。
これらのプロパティは、org.apache.slide.slide.propertiesと言う名前のJavaプロパティファイルで指定されています。
SlideのJARファイルには、デフォルトでの設定ファイルが含まれています。
Javaライブラリのディレクトリ(例えば、/jdk1.2/lib)に設定ファイル
を置くと、デフォルトの設定ファイルのシステム全体に関わるプロパティを上書きすることが出来ます。
更に、設定ファイルをClasspathに置く事が出来、
システム全体に関わるプロパティとデフォルトの設定の両方を上書きする事も出来ます。
Slideに含まれるサンプルを動かす際、Slideはexamplesディレクトリにある設定ファイルを使い、
このファイルはデバッグ情報や生成される全てのXMLファイルの出力情報(訳注:文字コードのことと思われる)などを指定します。
以下のプロパティが、現在、設定ファイルでサポートされています:
# Domain XML definition file. This is the Slide configuration file
# (see below).
# Default : Will look for domain.xml in current directory
#org.apache.slide.domain=domain.xml
# Automatically perform security checks. If set to false, no security checks
# will be performed. It's equivalent to giving root access to each principal.
# Default : true
#org.apache.slide.security=true
# Automatically perform locking checks. Locking is disabled if set to false.
# Default : true
#org.apache.slide.lock=true